みなさまもご存じかと思いますが、ニューヨーク映画祭にて大平義之ことジャッキーウーが最優秀監督賞を受賞しました!!


その時の様子が以下の文章です

フィリピンで俳優/脚本家/監督/プロデューサーとして活躍する日本人、大平義之ことジャッキー・ウー

フィリピンで俳優/脚本家/監督/プロデューサーとして活躍する日本人、大平義之ことジャッキー・ウーが手掛けた新作『邂逅』が、ニューヨークのマンハッタン・インターナショナル・フィルム・フェスティバルで監督賞を収め、その新作と自身の映画への想いを語った。

 日本よりも近年、フィリピンで活動している経緯は「日本ではなかなかグローバルな映画が撮り難い環境にあります。今作『邂逅』も日本から俳優を呼び、ほぼフィリピンで撮影しています。それはドリーやクレーン撮影での使い勝手や、火薬の量などの規制が、日本よりもむしろフィリピンの方が撮影しやすいからです。さらに映画市場もインターナショナル作品として他の映画祭などと繋がりやすいです」と答えた彼は、香港で映画を手掛けたり、カンヌ国際映画祭のある視点部門に作品『Death March』を出展している国際派だ。

 新作『邂逅』の内容について「第2次世界大戦中にマニラで戦っていた日本兵が、援軍が来るという指令を本部から受けたものの、結局援軍が来ずにアメリカ兵に倒された方の実話をベースにし、さらにその日本兵が戦った町に現代の日本人家族が引っ越して来て、当時日本軍が砦にした場所にある家に住むという設定を僕が脚本に加筆しています。映画は日本兵とのフラッシュバックを交錯させながら描いたファンタジック・ホラーで、当時戦った日本兵の苦悩や想いも綴っています」と語った。

 フィリピン映画について「フィリピンで映画を作っている際は、僕は商業的なことは考えていません。フィリピンは冬季オリンピックに参加せず、いまだ物資がない所もあります。それでも、映画『地獄の黙示録』『ランボー』などに関わったスタッフがフィリピンには居ます。そんなフィリピンの映画は、観客動員のためにコメディーやバイオレンス映画を重視していますが、それでも僕はフィリピンの土台の中で四季の心を持つ日本人として、どう映画を製作していくかと考え、グローバルなら戦っていけると思い、様々な映画祭に作品を出展しています」と想いを吐露した。

 同映画祭の監督賞を受賞は「まず、フィリピンと日本の誇りを持ち、その両方が今作では表明できたと思っていて、今までは演じることばかりでしたが、今度はプロデュース、編集、キャスティングなどに携わった僕が、このような形で評価され、1つの分岐点になりました」と明かした。

 今後、ますます彼の活躍が楽しみだ。 (取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)